婆の戯れ言。

つまらない人間セメントが、つまる人間になるために、嫌なことを我慢してがんばる修行日記です。

修行1【「ゴースト・イン・ザ・シェル」を観る】

 

 子供のころから、観たことのない映画を観たことあるふりして生きてきました。

 

攻殻機動隊」もそのひとつ。

 

原作も読んでません。

アニメは少々。

映画はイノセンスだけ。

 

その昔、知ったかぶりして「攻殻機動隊が好き」と言ったところ、

言った相手が本気のファンで、

どのシリーズが好きが問い詰められて答えられず、

結局ファンでないことがバレて気まずい思いをした…

という、悲しい思い出があります。

 

そんな攻殻機動隊の実写版が公開!

 

というので、これはもう修行のひとつとして

観ておかなければと思い、

数年ぶりに自分の意志で映画館に足を運びました。

 

 

近所にある、大手とは違う小さな映画館。

金曜夜のレイトショー。

客は約10人。

大半がひとり。

 

お客みんなに親近感を覚えながら、D-5のシートへ。

ビールを飲もうかと思いましたが、

トイレに生きたくなると困るのでコーラにしました。

小心者。

 

スマホの電源も切ってしまったので上映までの間がもたず、

ひたすらポップコーンを食べていたら

上映前にほとんど食べきっていました。

 

まあ上映中にカサカサ音たてるよりマシか。

まわり誰もおらんけど。

 

 

 

そうして始まった「ゴースト・イン・ザ・シェル」は…

 

 

面白かった!!

 

 

身も蓋もない感想ですみません。

 

すげー!かっこいい!面白い!ぐらいの

乏しい語彙でしか表現できないのが切ないですが、

すげーかっこよくて面白かった。

 

 

でもエンドロールが長すぎてぐったり…

 

次から次へと出てくるクレジットを見ながら、

これ誰が校正するんかな…

これだけの人にお金を払ってるのか…とか

考えてしまって、余韻もへったくれもなかった。

 

エンドロールまで観るのが通!とか思ってたけど、

長すぎると興ざめです。

 

 

 

つまる人になりたい。

 

私はつまらない人間です。

 

ほとんど中身のない人間です。

 

 

他人のことを妬み、嫉み、

自分の才能のなさに嘆き、

人の顔色を伺うことに疲れ、

新しい人との出会いを避け、

初めてのことへの挑戦をやめ、

「めんどくさい」を口癖にして生きています。

 

そんな40歳の隠れ廃人が

こんなことではいかんと一念発起し、

「めんどくさい」を封印して

今まで避けていたことにチャレンジしていく修行日記です。

 

残りの人生をなんとか「つまる人間」として生きていくために。

一生懸命、修行に励みたいと思います。